2019-11-09★★★:源氏千年の謎に挑む02 帚木

(左馬頭)ささいな技芸でさえこうなのですから、まして人の心のその場次第で思わせぶりな態度ができる見せかけの思いやりは、信頼できるものでないと思うに至りました、

2019-11-09★★★:源氏千年の謎に挑む02 帚木, 中断型

(左馬頭)そうではありますが、人目では捉えられない蓬莱の山、荒海の恐ろしい魚の姿、唐の国の猛々しい獣の形、目に見えない鬼神の顔などおどろおどろしくこしらえた絵なんかは、心まかせにひときわ人の目を驚かすねらいであって、実物には似てないに ...

2019-11-07★★★:源氏千年の謎に挑む02 帚木

(左馬頭)指物師の匠が、様々な物を心にまかせて作り出す場合でも、一回切りの賞玩物でこうだと作り方に決まりがない時には、一見ふざけた印象にもなるものでも、なるほどこんな風にも仕上がるものかと、時々に合わせて趣向を変え、今風の感覚に目移り ...

2019-11-06★★★:源氏千年の謎に挑む02 帚木, 中断型, 分配型

(左馬頭)「それにまた、ちょっと浮気心を持つ人を恨みかっとなって心が離れるのも、これまた愚かしいことで、たとえ今心がふらふらしていても見初めあった当初の愛情から相手にすまぬと思う気持ちが男にあれば、頼りがいのある夫だと女は思ってもよい ...

2019-11-06★★★:源氏千年の謎に挑む02 帚木

(左馬頭)様々な事例の中でも特に、いい加減ではすまない高貴な方の世話をする場合には、何かと深く感じ入り過ぎたり、実のないうわべの思いやりをみせたり、風流趣味に偏したりする方面は、なくてもよさそうに思われるものの、

2019-10-07★★★:源氏千年の謎に挑む02 帚木

人目を忍んで通う女がどこぞにおいでかと大臣家では疑い申し上げることもあったけれど、そのような実のない世間でいくらも目にする軽はずみな色事などはお好みにならないご気性であって、稀には、強いてご気性に反して心を磨り減らす恋を御心に思いつづ ...

2019-10-11★★★:源氏千年の謎に挑む01 桐壺, 04 公的生活/出世・祝賀・行事, 07 予言約束・予知神託・名付・夢, 08 物語の構造/歌

お杯を賜るついでに、
いたいけな宮が初めて髪を結ぶ元結には末長い寿ぎの気持ちに娘との末長いえにしの願いをこめたであろうの
元結の礼に結婚の祝福のご趣向もあって大臣をはっとおさせになる。

2019-10-11★★★:源氏千年の謎に挑む01 桐壺, 中断型

帝が世に類なしとお見立て申し上げる若宮であり、名高くいらっしゃっる東宮の御容貌であっても輝くように匂い立つ美質は比べようがなく愛らしく見えるので、世の人は、光の君とお呼び申し上げた。藤壺の宮は輝く美しさがこの君に並ぶもので、帝のご寵愛 ...

2019-10-11★★★:源氏千年の謎に挑む01 桐壺, 07 予言約束・予知神託・名付・夢

帝はかしこき深慮から、倭流の人相見にご命じになり、ご自身がつとに案じておられた事柄なので、今までこの宮を親王にもなされなかったが、相人はまっこと神意を見抜いたものよと心に落ち、無品親王に付けたところで外戚の支援がない状態にはしておけま ...

2019-10-11★★★:源氏千年の謎に挑む01 桐壺, 07 予言約束・予知神託・名付・夢

国の親となって帝王のこの上なき位に昇りつめる相をお持ちでいらっしゃる人ではあるが、その方から見立てると、国が乱れ民が憂うことになるやも知れぬ。かと言って臣下の身で朝廷の重責を担い国政を補佐する方面で見立をしたのでは、これまたお持ちの相 ...