2019-09-27☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

(左馬頭)なんとまあ悲しいこと、こんなにまでよくもまた思い詰めものですなどと、相知れる人が見舞ったり、ただもうひたすらつらいと、愛情の冷めぬ夫が聞きつけ、涙を落せば、召使や年のいった女房なんかが、旦那さまの御心は情愛に満ちておいででし ...

2019-09-25☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

(左馬頭)思い立った当座はとても心が洗われた感じがして、すこしも後悔すべくも思われない。

2019-09-27☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

(左馬頭)仏道心が深いですねなどとほめたてられ、感情がつのればそのまま尼になったりもして。

2019-10-07★★☆:文の構造を捉え直す02 帚木, 反復型

(左馬頭)愛情深い夫を捨ておき、当面浮気など恨めしいことがあるにしても、夫の気持ちを知りもせぬように逃げ隠れて夫をまどわせ、本心を試してやろとしているうちに一、生の後悔を招くことになる、まことに愚かしいことです。

2019-10-07☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

(左馬頭)子供時分、侍女などが物語りを読むのを聞いて、たいそう心打たれ悲しくなんと情の深いことかと涙まで落としたものですが、今に思えばいかにも浅はかでわざとらしい所業です。

2019-10-07★★☆:文の構造を捉え直す02 帚木, 中断型

(左馬頭)色気たっぷりと妙に恥じらって、恨みを言うべき事態にもひとごとみたいに我慢して外目には素知らぬふうに妻たる役割を演じるが、心ひとつに思いあまる時には、言いようもなく心に沁みる文句や情の濃い歌を詠みおき女のことを偲ばずにおかない ...

2019-09-27☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

(頭中将)そのほかの生まれや育ち気立てのよさが備わっているならもっけの幸いと思い、すこし至らないところがあろうと無理な要求を加えたりしない。信頼がおけておっとりしたところさえ目立ってあれば、表面的なやさしさなどは自然と身につけてしまえ ...

2019-10-07☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

(頭中将)ひどく後悔するほど性根のねじけた感じさえなければ、ただもう主婦業に誠実でおだやかな性格の女を、生涯の伴侶には決め置くのがよろしいでしょう。

2019-10-03☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木, 分配型

(頭中将)今はただもう、家柄にもよるまい、容姿などなおさら問うまい。

2019-10-07☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

(左馬頭)普段はすこしすげすげしてて人好きしない女が、何かの折節公の場で才能を発揮することもあるものですしなどと、左馬頭は一点の曇りもないもの言いながら、頭中将は妻選びの要件を定めかねてひどくため息をつく。