そのはじめのこと  091

2019-11-09☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

解読編

帚木 原文 現代語訳 第6章09

そのはじめのこと きしくともまうしはべらむとてちかくゐれば きみましたま 
難易度☆☆☆
(左馬頭)こうした考えに至った経緯を、好き者めきましょうが申し上げましょう、と言ってひざをすすめるので、光の君も目をお覚ましになる。

解釈の決め手

そのはじめのこと

「思うたまへ得」ることになったきっかけ。心から思いやることなく、とってつけた思いやりを見せる女は、生涯の伴侶として適さない。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:左馬頭光源氏

  • そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむ》A
    こうした考えに至った経緯を、好き者めきましょうが申し上げましょう、
  • とて近くゐ寄れば・君も目覚ましたまふ》B・C
    と言ってひざをすすめるので、光の君も目をお覚ましになる。

直列型:A<B<C

  • A<B<C:A<B<C
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:ば…も目覚ましたまふ/三次

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむとて〈[左馬頭]〉近くゐ寄れ 〈君〉も目覚ましたまふ
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐

★ ★

おさらい

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむとて近くゐ寄れば 君も目覚ましたまふ

★ ★ ★