中将いみじく信じて 092
解読編
帚木 原文 現代語訳 第6章10
中将いみじく信じて 頬杖をつきて向かひゐたまへり
難易度☆☆☆
難易度☆☆☆
頭中将はひどく信をおいて、頬杖をつき真向いに陣取っておいでである。
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解析編
語りの対象・構造型・経路図
対象:頭中将
- 《中将いみじく信じて 頬杖をつきて向かひゐたまへり》A
頭中将はひどく信をおいて、頬杖をつき真向いに陣取っておいでである。
直列型:A
- A:A
- A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
- 〈直列型〉<:直進 #:倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 |:中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用
述語句・情報の階層・係り受け
構文:信じて…つきて向かひゐたまへり/一次
〈中将〉いみじく信じて 頬杖をつきて向かひゐたまへり
- 〈主〉述:一朱・二緑・三青・四橙・五紫・六水 [ ]:補 /:挿入 @・@・@・@:分岐
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語彙編
頬杖をつきて
物思わしげな態度を示す動作。
おさらい
中将いみじく信じて 頬杖をつきて向かひゐたまへり
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