心深しや などほめ 068

2019-09-27☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

解読編

帚木 原文 現代語訳 第5章07

こころふかしや などほめたてられ  あはれすすみぬればやがてあまになりぬか 
難易度☆☆☆
(左馬頭)仏道心が深いですねなどとほめたてられ、感情がつのればそのまま尼になったりもして。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:

  • 心深しやなどほめたてられて》A
    仏道心が深いですねなどとほめたてられ、
  • あはれ進みぬれば・やがて尼になりぬかし》B・C
    感情がつのれば、そのまま尼になったりもして。

直列型:A<B<C

  • A<B<C:A<B<C
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:ば…になりぬかし/二次

〈[女]〉心深しやなどほめたてられて あはれ進みぬれ やがて尼になりぬかし
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐
  • この文は「心一つに思ひあまる時は、海づらなどにはひ隠れぬるをり/02-065」から挿入を挟んでつづく。「海辺などに隠れているときに、関心な仏道心ですねなどとほめられると…」という続き具合。

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語彙編

心深し

愛情が深いのであれば、夫の元へ戻る方向に作用するだろう。尼になる方向からすると仏道心の深さを言うのだろう。出家をすすめる者が、あちこちにいたと思われる。

あはれ

気持ちのたかぶり。

おさらい

心深しやなどほめたてられて あはれ進みぬればやがて尼になりぬかし

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