狭き家の内の主人と 051

2019-09-27☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

解読編

帚木 原文 現代語訳 第4章05

せまいへうち主人あるじとすべきひと一人ひとりおもひめぐらすに らはでしかるべきだいどもなむかたがたおほ 
難易度難易度☆☆☆
(左馬頭)狭い家の内の中心となるべき人ひとりについて思い巡らすに、なくては困る大事な点があれこれ多いものです。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:妻候補発言者(左馬頭)

  • 狭き家の内の主人とすべき人一人を・思ひめぐらすに》A・B
    狭い家の内の中心となるべき人ひとりについて思い巡らすに、
  • 足らはで悪しかるべき・大事どもなむ・かたがた多かる》C・D・E
    なくては困る大事な点があれこれ多いものです。

分岐型:A<B<(C<)D<E

  • A<B<(C<)D<E:A<B<D<E、C<D
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:に…なむかたがた多かる/四次

〈[発言者]〉狭き家の内の〈主人〉とすべき人一人を思ひめぐらす 足らはで悪しかるべき〈大事ども〉なむかたがた多かる
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐

★ ★

語彙編

家の内の主人

正妻、第一夫人。正妻がしっかりしていなければ、第二夫人以下女房たちなど好き勝手な行動に出て家が安定しない。政治の世界に比喩をとってきた理由である。

おさらい

狭き家の内の主人とすべき人一人を思ひめぐらすに 足らはで悪しかるべき大事どもなむかたがた多かる

★ ★ ★