男の朝廷に仕うまつ 049

2019-10-08☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

解読編

帚木 原文 現代語訳 第4章03

をのこ朝廷おほやけつかうまつり はかばかしきのかためとなるべき  まことのうつはものとなるべきをださむに  かたかるべしか 
難易度難易度☆☆☆
(頭中将)男が朝廷に伺候し、頼もしい国の支えとなる場合でも、真の器になれる人を選び出すのは難しいものでしょうね。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:殿上人真の人物発言者(頭中将)の判断

  • 男の朝廷に仕うまつり・はかばかしき世のかためとなるべきも》A・B
    男が朝廷に伺候し、頼もしい国の支えとなる場合でも、
  • まことの器ものとなるべきを取り出ださむ・にはかたかるべしかし》C・D
    真の器になれる人を選び出すのは難しいものでしょうね。

直列型:A<B<C<D

  • A<B<C<D:A<B<C<D
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:には…かたかるべしかし/四次

〈男〉朝廷に仕うまつり はかばかしき世のかためとなるべき 〈[帝]〉まことの器ものとなるべきを取り出ださむには 071たかるべしかし
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐
  • 071「かたかるべしかし」:「えなむ思ひ定むまじかりける/02-048」に呼応。決めがたいという主張は頭中将のものである。

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語彙編

世のかため

重鎮。結婚生活でも男社会でも、真に信頼できる人はなかなかいないとの論法。

おさらい

男の朝廷に仕うまつり はかばかしき世のかためとなるべきも まことの器ものとなるべきを取り出ださむには かたかるべしかし

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