なよびかに女しと見 056

2019-10-08☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

解読編

帚木 原文 現代語訳 第4章10

なよびかにをんなしとれば あまりなさけにひきこめられ  とりなせばあだめ  これをはじめのなんとすべ 
難易度難易度☆☆☆
(左馬頭)なよやかで女らしいと思えば、つい情に引き籠められるので、距離をおけば婀娜めく。これを第一の難と言うべきです。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:(中流以上の)女性一般発言者(左馬頭)

  • なよびかに女しと見れば・あまり情けにひきこめられて》A・B
    なよやかで女らしいと思えば、つい情に引き籠められるので、
  • とりなせば・あだめく》C・D
    距離をおけば婀娜めく。
  • これをはじめの難とすべし》E
    これを第一の難と言うべきです。

中断型:A<B<|C<DφE

  • A<B<|C<DφE:A<B、C<D、E
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:あだめく/四次φを…とすべし/二次

〈[女]〉〈[男]〉なよびかに女しと見れ あまり情けにひきこめられて とりなせ あだめく 〈[男]〉〈[女]〉これはじめの難とすべし
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐

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語彙編

なよびか

なよなよして。

女し

女性らしい。

見れば

肉体関係を結ぶ。

ひきこめられ

とりこにされる。

とりなせば

間をおいて、うまくたちまわる。

あだめく

もともと気持ちを表現しない女性であったのが、急にあだっぽくなる。

はじめの難

間接的な接触の間はおとっとりした風に感じられたが、いざ会ってみるとひどく情熱的であだっぽい難点。おっとりは男性を引き寄せるための手口であった。

おさらい

なよびかに女しと見れば あまり情けにひきこめられて とりなせばあだめく これをはじめの難とすべし

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