宮仕へに出で立ちて 036

2019-10-08☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

解読編

帚木 原文 現代語訳 第3章05

宮仕みやづかへにちて おもひかけぬさいはひとりづるためしどもおほかりかし など 
難易度☆☆☆
(頭中将)思い切って宮仕えをはじめ、予期せぬ幸運を手に入れる例も多いでしょうね、などと中将が言うと、

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:受領や参議格の娘発言者(頭中将)

  • 宮仕へに出で立ちて・思ひかけぬ幸ひとり出づる例ども・多かりかし》A・B・C
    思い切って宮仕えをはじめ、予期せぬ幸運を手に入れる例も多いでしょうね、
  • など言へば》D
    などと中将が言うと、

直列型:A<B<C<D

  • A<B<C<D:A<B<C<D
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:など言へば/三次

〈[娘]〉宮仕へに出で立ちて 思ひかけぬ幸ひとり出づる〈例ども〉多かりかし 〈[発言者]〉など056へば
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐
  • 宮仕へに出る主体は明らかでないが、文のつながりから「非参議の四位」の娘であり、これと構造的に対をなす「受領」の娘と考えるのがよい。
  • 056「言へば」→「(とて)笑ひたまふ/02-037」

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語彙編

出で立ち

意気込んでスタートすること。

おさらい

宮仕へに出で立ちて 思ひかけぬ幸ひとり出づる例ども多かりかし など言へば

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