御覧じ所あらむこそ 016

2019-11-06☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

解読編

帚木 原文 現代語訳 第2章08

らむどころあらむこそ かたくはべらめなど こえたまふついで 
難易度☆☆☆
(頭中将)御覧にいれられるものなどめったにありませんよ、などとご返事なさいながらめったにないとの発言のついでに、

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:光源氏頭中将がもらった手紙頭中将

  • 御覧じ所あらむこそ難くはべらめ・など聞こえたまふついでに》A・B
    御覧にいれられるものなどめったにありませんよ などとご返事なさいながらめったにないとの発言のついでに、

直列型:(A<)B

  • (A<)B:A<B
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:など聞こえたまふついでに/二次

〈[光源氏]〉御覧じ所あらむこそ難くはべらめ など〈[頭中将]〉聞こえたまふついでに
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐

★ ★

語彙編

御覧じ所

「見どころ」の尊敬表現。

難く

存在しにくい。

ついでに

「ついでに」とは「御覧じ所あらむこそ難くはべらめ」の「難し」を受け、めったにないといえば、難点のない女もまた「難し」として女性論に移行する。「難し」ついで、ということ。

おさらい

御覧じ所あらむこそ 難くはべらめなど 聞こえたまふついでに

★ ★ ★