中の品になむ 人の 027

2019-11-06☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

解読編

帚木 原文 現代語訳 第2章19

なかしなになむ ひとこころごころおのがじしのてたるおもむきもえて かるべきことかたがたおほかるべ 
難易度☆☆☆
(頭中将)中流の女にこそ、それぞれの個性に応じめいめいが目指す志向が見て取れて、目立つ特徴がそれぞれ多くあるに違いない。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:中の品の女

  • 中の品になむ》A
    中流の女にこそ、
  • 人の心々おのがじしの立てたるおもむきも見えて・分かるべきことかたがた多かるべき》B・C
    それぞれの個性に応じめいめいが目指す志向が見えて、目立つ特徴がそれぞれ多くあるに違いない。

分岐型:A<B+C

  • A<B+C:A<B+C
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:になむ…も見えて…多かるべき/二次

038の品になむ 039〈心々〉おのがじしの立てたる〈おもむき〉も見えて 分かるべき〈こと〉かたがた多かるべき
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐
  • 「見え」:自動詞「見ゆ」。その様子が外に現れる意味で、主語は「中の品の女性」。
  • 038「中の品になむ」→「多かるべき」(係り結び)
  • 039「人の心々おのがじしの立てたるおもむきも見えて」「分かるべきことかたがた多かるべき」:並列

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語彙編

おのがじし

それぞれ。

おもむき

趣く方向。すなわち、趣味性。

分かるべき

分離できる。他と区別がつく。自動詞。理解できるの意味ではない。

かたがた

それぞれの方面で。

おさらい

中の品になむ 人の心々おのがじしの立てたるおもむきも見えて 分かるべきことかたがた多かるべき

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