取るかたなく口惜し 025

2019-11-06☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

解読編

帚木 原文 現代語訳 第2章17

るかたなくくちしききはと いうなりとおぼゆばかりすぐ たるとは かずひとしくこそはべら 
難易度☆☆☆
(頭中将)取り柄がなくくだらない女と、申し分なしと思われるほどすぐれた女性とは、希少な点では同じでしょうが、

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:見所のない女上の品の女頭中将の推量

  • 取るかたなく口惜しき際と・優なりとおぼゆばかりすぐれたるとは》A・B
    取り柄がなくくだらない女と、申し分なしと思われるほどすぐれた女性とは、
  • 数等しくこそはべらめ》C
    希少な点では同じでしょうが、

分岐型:A+B<C

  • A+B<C:A+B<C
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:と…とは数等しくこそはべらめ/三次

取るかたなく口惜しき際〉と 優なりとおぼゆばかりすぐれたる〉とは 037等しくこそはべらめ
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐
  • 「優なりとおぼゆばかりすぐれたる」で読者は藤壺を思い浮かべることになる。
  • 037「数等しくこそはべらめ」:「こそ…已然形(特に推量の助動詞)」は逆接で後ろにつづく。後ろに主情報がくる。

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語彙編

口惜し

残念な、つまらない。

優なり

最上。

おさらい

取るかたなく口惜しき際と 優なりとおぼゆばかりすぐれたるとは 数等しくこそはべらめ

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