まだ中将などにもの 003

2019-10-02☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

解読編

帚木 原文 現代語訳 第1章03

まだ中将ちゆうじやうなどにものしたまひしときは 内裏うちにのみさぶらひようしたまひ  大殿おほいとのにはえまかでたま 
難易度☆☆☆
まだ近衛中将あたりでいらっしゃった時は、内裏にばかり居続けるようになさって、大臣邸へは途絶えがちにお出になる。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:光源氏帝(の側)左大臣(邸)

  • まだ中将などにものしたまひし時は》A
    まだ近衛中将あたりでいらっしゃった時は、
  • 内裏にのみさぶらひようしたまひて・大殿には絶え絶えまかでたまふ》B・C
    内裏にばかり居続けるようになさって、大臣邸へは途絶えがちにお出になる。

直列型:A<B<C

  • A<B<C:A<B<C
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:には絶え絶えまかでたまふ/三次

〈[光源氏]〉まだ中将などにものしたまひし 008にのみさぶらひようしたまひて 大殿には絶え絶えまかでたまふ

  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐
  • 008「内裏にのみさぶらひようしたまひて」「殿には絶え絶えまかでたまふ」:並列

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語彙編

中将

近衛府の次官。従四位で、若年の中将は前途有望な花形貴公子である。

大殿

妻の実家である左大臣邸。

おさらい

まだ中将などにものしたまひし時は 内裏にのみさぶらひようしたまひて 大殿には絶え絶えまかでたまふ

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