さぶらふ人びと 御 131

2019-09-25☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺,04 公的生活/出世・祝賀・行事

解読編

桐壺 原文 現代語訳 第9章05

さぶらふひとびと おんうしろたち おんせうとひやうきやう親王みこなど かくこころぼそくておはしまさむよりは 内裏うちみせさせたまひて こころなぐさむべくなどおぼしなりて まゐらせたてまつりたまへ  難易度☆☆☆
四の宮に仕える人々後見の人たち男兄弟の兵部卿の親王などは、こんな風に心細くお暮らしになるよりは宮中にお住いになされば、お気持ちも慰まれましょうしなどとお考えになり、参内なされるようにして差し上げた。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:藤壺の宮の後見人や親族後見人たちや兄である兵部卿の親王など

  • さぶらふ人びと 御後見たち 御兄の兵部卿の親王など》A
    四の宮に仕える人々後見の人たち男兄弟の兵部卿の親王などは、
  • かく心細くておはしまさむよりは 内裏住みせさせたまひて 御心も慰むべくなど思しなりて》B
    こんな風に心細くお暮らしになるよりは宮中にお住いになされば、お気持ちも慰まれましょうしなどとお考えになり、
  • 参らせたてまつりたまへり》C
    参内なされるようにして差し上げた。

直列型:A<B<C

  • A<B<C:A<B<C
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:など思しなりて参らせたてまつりたまへり/三次

〈さぶらふ人びと 御後見たち 御兄の兵部卿の親王など〉 〈[四の宮]〉かく心細くておはしまさむよりは 216裏住みせさせたまひて 〈御心〉も慰むべくなど思しなりて 参らせたてまつりたまへり
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐
  • 216「内裏住みせさせたまひて」:接続助詞「て」があるので「御心も慰むべく」の間は一呼吸置く感じ。「て」がない場合「内裏住みせさせたまひ」→「慰むべく」

附録:助詞・敬語の識別・助動詞

  • さぶらふ人びと 御後見たち 御兄兵部卿親王など かく心細くおはしまさより 内裏住みせさせたまひ 御心慰むべくなど思しなり 参らたてまつりたまへ
  • 助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
  • さぶらふ人びと 後見たち 兄の兵部卿の親王など かく心細くておはしまさむよりは 内裏住みせさせたまひて 心も慰むべくなど思しなりて 参らたてまつりたまへ
  • 尊敬語 謙譲語 丁寧語

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語彙編

兵部卿の親王

源氏物語の光源氏と並ぶ主人公である紫の上の父宮。すなわち紫の上は藤壺の姪にあたる。

おさらい

さぶらふ人びと 御後見たち 御兄の兵部卿の親王など かく心細くておはしまさむよりは 内裏住みせさせたまひて 御心も慰むべくなど思しなりて 参らせたてまつりたまへり

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