年月に添へて 御息 127
解読編
桐壺 原文 現代語訳 第9章01
年月に添へて 御息所の御ことを 思し忘るる折なし
難易度☆☆☆
年月を経ても御息所の御ことを思い出しにならない折りはございませんでした。
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解析編
語りの対象・構造型・経路図
対象:帝/桐壺更衣
- 《年月に添へて・御息所の御ことを 思し忘るる折なし》A・B
年月を経ても御息所の御ことを思い出しにならない折りはございませんでした。
直列型:A<B
- A<B:A<B
- A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
- 〈直列型〉<:直進 #:倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 |:中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用
述語句・情報の階層・係り受け
構文:なし/二次
〈[帝]〉年月に添へて 御息所の御ことを 思し忘るる〈折〉なし
- 〈主〉述:一朱・二緑・三青・四橙・五紫・六水 [ ]:補 /:挿入 @・@・@・@:分岐
附録:助詞・敬語の識別・助動詞
- 年月に添へて 御息所の御ことを 思し忘るる折なし
- 助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
- 年月に添へて 御息所の御ことを 思し忘るる折なし
- 尊敬語 謙譲語 丁寧語
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語彙編
添へて
伴って。
御息所
桐壺更衣は光の君を出産してから御息所の呼称となった。
おさらい
年月に添へて 御息所の御ことを 思し忘るる折なし
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