右近の司の宿直奏の 100

2019-09-29☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺

解読編

桐壺 原文 現代語訳 第7章20

こんつかさ宿直とのゐまうしこゑこゆるは、うしになりぬるなるべ  難易度☆☆☆
右近の司の宿直を申し上げる声が聞こえるからは、丑の刻になったのであろう。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:右近の司話し手の判断

  • 右近の司の宿直奏の声・聞こゆるは 丑になりぬるなるべし A・B
    右近の司の宿直を申し上げる声が聞こえるからは、丑の刻になったのであろう。

直列型:A<B

  • A<B:A<B
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:は…になりぬるなるべし/二次

右近の司の宿直奏の声 聞こゆる〈[の]〉は 丑になりぬるなるべし
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐

附録:助詞・敬語の識別・助動詞

  • 右近宿直奏声 聞こゆるなりぬるなるべし
  • 助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
  • 右近の司の宿直奏の声 聞こゆるは丑になりぬるなるべし
  • 尊敬語 謙譲語 丁寧語

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語彙編

右近の司の宿直奏の声

夜の警備は午後九時頃(亥の一刻)から十二時半頃(子の四刻)までが左近の衛府が担当し、午前一時頃(丑の一刻)から午前四時半頃(寅の四刻)までは右近の衛府が担当した。すなわち、ここは左近の衛府から右近の衛府に替わったことで、丑の刻(午前一時頃)が来たことを知ったのである。

おさらい

右近の司の宿直奏の声 聞こゆるは丑になりぬるなるべし

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