なくてぞとは かか 045

2019-09-29☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺

解読編

桐壺 原文 現代語訳 第4章10

なくてぞと  かかるをりにや とえた 
難易度☆☆☆

亡くなって始めて恋しく思われるという歌は、こういう時の気持ちを詠んだものなのかと思われました。

解釈の決め手

なくてぞとはかかる折りにや

「ある時はありのすさびに憎かりきなくてぞ人は恋しかりける」の歌が元でつくられた表現(この歌は現存しない)。そばにいる(生きている)時はそこにいるというだけで憎らしく思われたが、いなくなった今では、その人が恋しく思えることだ、との歌意。「(折りにや)ありけむ」などの省略。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:帝の様子語り手の思い入れ

  • なくてぞとは・かかる折にやと見えたりA・B
    亡くなって始めて恋しく思われるという歌は、こういう時の気持ちを詠んだものなのかと思われました。

直列型:A<B

  • A<B:A<B
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:と見えたり/二次

〈なくてぞ〉とは かかる折にや と[私=語り手には]見えたり
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐

附録:助詞・敬語の識別・助動詞

  • なく かかる折 見えたり
  • 助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
  • なくてぞとは かかる折にや と見えたり
  • 尊敬語 謙譲語 丁寧語

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おさらい

なくてぞとは かかる折にや と見えたり

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