聞こし召す御心まど 035

2019-09-27☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺

解読編

桐壺 原文 現代語訳 第3章12

こしこころまどひ なにごともおぼしわかれず もりおはしま 
難易度☆☆☆

お聞きあそばす御心は乱れ、何ごともお分かりにならず部屋へひき籠ってしまわれました。

解釈の決め手

籠もり

ついに帝は絶望し、心理的にも自分の殻の中に閉じこもる。そのため政治は投げ出されてしまう。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:

  • 聞こし召す御心まどひ・何ごとも思し召しわかれず・籠もりおはしますA・B・C
    お聞きあそばす御心は乱れ、何ごともお分かりにならず部屋へひき籠ってしまわれました。

中断型:A|B<C

  • A|B<C:A、B<C
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:籠もりおはします/三次

〈[帝]〉聞こし召す072心〉まどひ 何ごとも思し召しわかれず 籠もりおはします
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐
  • 072「御心まどひ」:連用中止法とも「何ごとも思し召しわかれず」(連用法)にかかると考えてもよい。

附録:助詞・敬語の識別・助動詞

  • 聞こし召す御心まどひ 何ごと思し召しわかれず 籠もりおはします
  • 助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
  • 聞こし召す心まどひ 何ごとも思し召しわかれず 籠もりおはします
  • 尊敬語 謙譲語 丁寧語

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語彙編

御心まどひ

体言止めともとれるが、「御心」主語+「まどひ」動詞の連用形でよい。

おさらい

聞こし召す御心まどひ 何ごとも思し召しわかれず 籠もりおはします

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