一年の春宮の御元服 143

2019-09-27☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺,04 公的生活/出世・祝賀・行事,06 時間/時刻・昼夜・季節・時代

解読編

桐壺 原文 現代語訳 第10章03

一年ひととせとうぐうおほむげんぶく 殿でんにてありししき よそほしかりしおほむひびきに とさせたまは  難易度☆☆☆
前年の東宮のご元服、それは南殿で行われた儀式で、盛大であったとご評判だがこれにも引けをお取らしにならない。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:春宮の元服の様子

  • 一年の春宮の御元服・南殿にてありし儀式・よそほしかりし御響きに落とさせたまはず》A・B・C
    前年の東宮のご元服、それは南殿で行われた儀式で、盛大であったとご評判だがこれにも引けをお取らしにならない。

反復型:A[,B]<C

  • A[,B]<C:A=B、A<C
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:落とさせたまはず/二次

〈[帝]〉221年の春宮御元服 南殿にてありし儀式 よそほしかりし御響き 落とさせたまはず
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐
  • 221「一年の春宮の御元服」「南殿にてありし儀式」「よそほしかりし御響き」(並列)→「に」→「落とさせたまはず」

附録:助詞・敬語の識別・助動詞

  • 一年春宮御元服 南殿にてあり儀式 よそほしかり御響き 落とさたまはず
  • 助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
  • 一年の春宮の元服 南殿にてありし儀式 よそほしかりし響きに 落とさせたまは
  • 尊敬語 謙譲語 丁寧語

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語彙編

一年の

一年前の、前年の。

南殿

紫宸殿のこと。天皇・東宮の元服は紫宸殿で、皇子の元服は清涼殿で行われた。光源氏の元服も清涼殿で行われたことは下に見える。

よそほしかりし

いかめしく立派な様。

御響き

評判、うわさ。

おさらい

一年の春宮の御元服 南殿にてありし儀式 よそほしかりし御響きに 落とさせたまはず

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