作法世にめづらしき 167
解読編
桐壺 原文 現代語訳 第10章27
作法世にめづらしきまで もてかしづききこえたまへり
難易度☆☆☆
婿取りの儀礼は世に例がないほど立派にもてなして差し上げになった。
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解析編
語りの対象・構造型・経路図
対象:左大臣
- 《作法世にめづらしきまで もてかしづききこえたまへり》A
婿取りの儀礼は世に例がないほど立派にもてなして差し上げになった。
直列型:A
- A:A
- A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
- 〈直列型〉<:直進 #:倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 |:中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用
述語句・情報の階層・係り受け
構文:までもてかしづききこえたまへり/一次
〈[左大臣]〉作法世にめづらしきまで もてかしづききこえたまへり
- 〈主〉述:一朱・二緑・三青・四橙・五紫・六水 [ ]:補 /:挿入 @・@・@・@:分岐
附録:助詞・敬語の識別・助動詞
- 作法世にめづらしきまで もてかしづききこえたまへり
- 助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
- 作法世にめづらしきまで もてかしづききこえたまへり
- 尊敬語 謙譲語 丁寧語
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語彙編
作法
源氏を婿として迎える儀式。
めづらしき
例がないほど立派に。
おさらい
作法世にめづらしきまで もてかしづききこえたまへり
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