なかなか限りもなく 165
解読編
桐壺 原文 現代語訳 第10章25
なかなか限りもなく いかめしうなむ
難易度☆☆☆
公式行事でもないのにかえって際限なく盛大な模様でした。
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解析編
語りの対象・構造型・経路図
対象:若宮の元服式の模様
- 《なかなか限りもなく いかめしうなむ》A
公式行事でもないのにかえって際限なく盛大な模様でした。
直列型:A
- A:A
- A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
- 〈直列型〉<:直進 #:倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 |:中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用
述語句・情報の階層・係り受け
構文:限りもなくいかめしうなむ/一次
〈[光源氏の元服式]〉なかなか限りもなく いかめしうなむ
- 〈主〉述:一朱・二緑・三青・四橙・五紫・六水 [ ]:補 /:挿入 @・@・@・@:分岐
- 237「なかなか限りもなくいかめしう」:語り手の感想
附録:助詞・敬語の識別・助動詞
- なかなか限りもなく いかめしうなむ
- 助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
- なかなか限りもなく いかめしうなむ
- 尊敬語 謙譲語 丁寧語
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語彙編
なかなか
どちらとも決められないそれがかえっての意味。公的なもでなく私的なものないのにかえって。
いかめしう
盛大に。
おさらい
なかなか限りもなく いかめしうなむ
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