その日の御前の折櫃 163

2019-09-25☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺

解読編

桐壺 原文 現代語訳 第10章23

そのまへをりびつものものなど だいべんなむうけたまはりて つかうまつらせけ  難易度☆☆☆
その日の源氏の君から帝へのお礼の品である折櫃物(おりびつもの)や籠物(こもの)などは右大弁が承って用意申し上げた。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:帝への献上品右大弁

  • その日の御前の折櫃物籠物など 右大弁なむ承りて・仕うまつらせける》A・B
    その日の源氏の君から帝へのお礼の品である折櫃物(おりびつもの)や籠物(こもの)などは右大弁が承って用意申し上げた。

直列型:A<B

  • A<B:A<B
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:など…なむ承りて仕うまつらせける/一次

その日の御前の折櫃物籠物など 〈右大弁〉なむ承りて 仕うまつらせける
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐

附録:助詞・敬語の識別・助動詞

  • 御前折櫃物籠物など 右大弁なむ承り 仕うまつらせける
  • 助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
  • その日の前の折櫃物籠物など 右大弁なむ承りて 仕うまつらせける
  • 尊敬語 謙譲語 丁寧語

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語彙編

折櫃物

帝への献上品で肴類。

籠物

帝への献上品で果物を木につけたもの。

右大弁

高麗の相人に光の君を連れて言ったのがこの右大弁。その時、「右大弁の子のやうに思はせて/01-120」とあった。左大臣が後見する以前には、この右大弁が光の君の親代わりになり後見をし、帝へのお礼も金を出して用意したのである。

おさらい

その日の御前の折櫃物籠物など 右大弁なむ承りて 仕うまつらせける

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