居起ち思しいとなみ 142

2019-10-11☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺

解読編

桐壺 原文 現代語訳 第10章02

おぼしいとなみて かぎりあることことへさせたま  難易度☆☆☆
帝自らが率先してご指導され、取り決め以外にも祝ってお上げになった。

解釈の決め手

限りある事に事を添へ:特別感はあっても矩を超えるものではない

通例規則以上のことをすると注されているが、規則を超えてではなく、規則どおりの儀式に、規則にないがその身分内でできることを加えるの意味であろう。源氏である分を越えて、親王や東宮が行う儀式をしたら政変につながる。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:

  • 居起ち思しいとなみて・限りある事に事を添へさせたまふ》A・B
    帝自らが率先してご指導され、取り決め以外にも祝ってお上げになった。

直列型:A<B

  • A<B:A<B
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:に…を添へさせたまふ/二次

〈[帝]〉居起ち思しいとなみて 限りある事を添へさせたまふ
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐

附録:助詞・敬語の識別・助動詞

  • 居起ち思しいとなみ 限りある事添へさせたまふ
  • 助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
  • 居起ち思しいとなみて 限りある事に事を添へさせたまふ
  • 尊敬語 謙譲語 丁寧語

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語彙編

居起ち思しいとなみ/ゐた-おぼ-

起ったり座ったりと人のために世話を焼くこと。もちろん比喩。帝が官吏にまかせずみずから指揮をとった。指導した。

おさらい

居起ち思しいとなみて 限りある事に事を添へさせたまふ

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