御禄の物 主上の命 158

2019-09-29☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺

解読編

桐壺 原文 現代語訳 第10章18

おんろくもの 主上うへみやうりてたまふ しろおほうちぎに おんひとくだり れいのことな  難易度☆☆☆
引入れ役のご褒美の品物を、帝付きの命婦が取り次いで下賜される。白い大袿にご衣装一揃え、これは慣例通りである。

解析編

語りの対象・構造型・経路図

対象:命婦語り手の説明

  • 御禄の物 主上の命婦取りて賜ふ》A
    引入れ役のご褒美の品物を、帝付きの命婦が取り次いで下賜される。
  • 白き大袿に御衣一領 例のことなり》B
    白い大袿にご衣装一揃え、これは慣例通りである。

中断型:AφB

  • AφB:A、B
  • A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む
  • 〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列 〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

述語句・情報の階層・係り受け

構文:取りて賜ふ/一次φ例のことなり/一次

御禄の物 主上の〈命婦〉取りて賜ふ 白き大袿に御衣一領 例のことなり
  • 〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]:補 /:挿入 :分岐

附録:助詞・敬語の識別・助動詞

  • 御禄物 主上命婦取り賜ふ 白き大袿御衣一領 例ことなり
  • 助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
  • 禄の物 主上の命婦取りて賜ふ 白き大袿に衣一領 例のことなり
  • 尊敬語 謙譲語 丁寧語

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語彙編

本日の引入の大臣役を務めたことに対する臨時の下賜。

主上の命婦

帝つきの命婦。天皇が自ら玉座を降りて左大臣に下賜するのではなく、命婦の手を通して下賜が行われる。

大袿

大きめの仕立てになっているので、着用時には自分の身の丈に仕立て直す。

例のこと

規則通り。「限りある事に事を添へさせたまふ/01-142」とあった「限りある事」のうち。

おさらい

御禄の物 主上の命婦取りて賜ふ 白き大袿に御衣一領 例のことなり

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